寝る日記

日記書きます。http://twitter.com/nitwo04

220616

2022/06/16 木


今日も今日とて14時半頃に起きてしまった。ガス代の支払い用紙を確認してから金を作らなければならないなーとは考えていたのだけれど昼過ぎに起きたら全てがおしまいだ。すると上智大学生バイトから「高円寺いるんですけど来ます?」とラインが来た。服を売りたかったし丁度いい。じゃあ行くね、と返信すると「弟といるんで弟が16時からバイトなんでゆっくりでいいですよ」と返ってきた。弟と服屋を巡るとは仲が良いな、とほっこりしたし弟と対面させてくれねえのかよ、とも思った。

上智大学生バイトと合流、会うやいなや「寝起きの顔してますね」と言われる。気の抜けた顔をしているだけなんだよな。セカンドストリートで査定してもらっている間に3件ほど古着屋を巡っていた。上智大学生バイトがデニムを試着していたのを見て自分が欲しくなってしまった。身長178cmだと似合うんだろうな、身長コンプレックスが酷くて彼と2cmの差があっても自分が低く感じてしまう。買取査定額は1000円も満たなくてあ然とした。日焼けしているけどCOMOLIのジャケットが500円!?大阪で買った思い出の品をお前…これだから東京の人は冷たい言われるんちゃいますの…。ジャケットだけキャンセルして無印良品の服3着410円を受け取る。古着を買うわけでもないので中野に移動して古本屋を巡る。松本大洋と外国文学の講釈垂れまくってて軽く引いた。理系なのに文系より文系してるの意味分かんないんだよな。古本案内処でブローディガンの『西瓜糖の日々』が250円で買えて良かった。上智大学生バイトは100円で吉行淳之介の『暗室』を買えて喜んでいたけれど、あれ?持ってるよね?と訊いたら「出版社が違うんで」と一蹴されてしまった。オタク気質なところがあるんだな。何だか解散するタイミングを失ってしまって、珈琲館でお茶しようよ、と誘ったら「俺、珈琲飲めないんすよ 散歩の方がいいッスわ」と振られてしまった。嫌なことはハッキリ言うんだな。公園で雑談してから中野駅方面に歩いていたら「もう、帰りたいんスけど」と言われて、じゃあ帰ろっかとなって解散した。

帰り道で野菜を買って帰宅。野菜を冷蔵庫に詰め込んでから別のスーパーで野菜以外の食料品を買った。野菜も高いけれど肉が高過ぎる。貧民は鶏肉をもそもそと食べるしかない。ガス代も払えてないのに食費の負担が大き過ぎる。豆苗は誰しもが入手可能かつ簡単に家庭菜園ができる野菜だと思う。根本を残して水を入れるだけで再度収穫できるなんてエコな食べ物だ。嫌な点を上げるなら精液に近い匂いがする点だ。世間一般で言われるイカ臭さよりキンモクセイの香りは精液に近い。イカ臭さは不潔な陰茎を指しているのであれば納得できるけれど精液は植物に近い匂い、それは譲れない。一滴しかないと思っていたサラダ油は揚げ物には足りないけれど炒め物には多過ぎる量が残っていた。鶏肉に片栗粉をまぶして揚げ焼きにして豆苗と合わせて味覇で味付けしたものを食べる。豆苗を避けていたのは火を通すと極端に減ってしまうからだと食べながら気付いた。

キッチンで煙草を吸いながら食べていると元カノから「なにしてるの」と連絡が来た。家で飯食ってる、と返してからしばらくやり取り、吉祥寺駅で酔っているらしいので久々に会えるなら会いに行くか、と向かうことにした。小走りで駅に向かったせいで吐きそうになった。不二家の前にあるベンチでイヤホンをして目を瞑っている元カノの横にスッと座る。ふにゃふにゃしている顔を見る。短くなった髪の毛を会話の切り口に使ったのはどうなんだろうか、酔っているとは言ったものの鬱陶しい様子は無かった。酔っている人間が嫌いだ、と散々口にしていたのを覚えられていた。会う前に躊躇っていた一因の一つが複雑な関係なのもあるけど自身の偏屈さにあると思う。何を話したか覚えていない。酔っている人間が嫌いなのは悪酔いを指していて、呂律が回っていない様子や悪態をついたり、嫌な絡み方、大声で笑う人間が嫌いだからだ。眠たげな彼女はそれに当てはまっていない酔い方だ。歩いて酔いを冷まそうか、と井の頭公園へ誘うと中々立ち上がらず、酔っているのかなと思ったけれどあれは手を差し伸べて立ち上がらせてほしかったのかな、と今では思う。道中にある沢山のファミマの1つに寄ってお茶を買った。水くらいなら買ってあげようかしたけれど元カノはチョコミントアイスをレジに持って行った。井の頭公園の街頭が当たらない暗いベンチで喋ろうとしたけれど「暗くて見えない」と嫌がった。明るい場所でいいのか、不二家の前で無防備に座る元カノを見ても思ったけれど顔を隠した方がいいのに。池を見渡せるベンチで煙草を吸いながら喋っていた。少し離れたベンチで若者が社会に不満をぶつけている会話を盗み聞きしながら談笑をする。普通に話せているのが不思議で、glooを静かに吸う元カノの手が小さくて尊さを感じてしまった。チョコミントアイスを捲る覚束ない手にハラハラするし、勝手にお茶を飲む姿に心が引っ張られる。普段も異性が口をつけたお茶を軽々しく飲むんだろうか、どの立場で言っているんだ、と心の中で自身にツッコむ。池の外周を歩いている間に元カノと初めて出会った日も井の頭公園を歩いたことを思い出した。口には出さなかったけれどそうしたら泣き出しそうだったし自分も泣く気がした。終電があるか確認し、まだ何本か余裕があったので路地の喫煙所で一服。また彼女と一緒に寝たい、そう思った。吸い殻が散らばる路地に尻を着けないようにしゃがむ元カノを揺らしてじゃれつくなんて付き合っている頃にもやっていただろうか。改札前、ほぼ諦めもあったけれど「一緒に帰る?」と訊いた。柱の陰に隠れていく元カノはもたついていた。こんな時は一般的にとる行動は無理に腕を引っ張って改札を潜らせるのだろうか、きっとそうなんだろうけれど「何もしないよ」とダサい引き留め方しかできないのは自分だけだろう。葛藤しているのか無言の間が余計にダサさを増強させている。結局、井の頭線の改札前で見送った。小さく手を振る元カノの姿からすぐに目を逸してJRの改札を抜けた。正解の判断だ、言い聞かせながらも元カノが後ろから走ってくるかもしれない淡い期待を持ってイヤホンはしなかった。何事もなく電車に乗って帰った。